スウェーデンの紅茶のお土産/Ruotsalainen musta tee

Söderblandning 昔いただいたスウェーデンのソーデルブレンドという紅茶を開封しました。お花の香りの紅茶で、美味しいです♡マリアージュフレールのマルコポーロや、Wittardのピカデリーブレンドがお好きな方におすすめです。

Pohjoismainen joulun ateria/北欧のクリスマス料理

フィンランドのクリスマス料理ってご存知ですか?主役は自家製のハムです。それにお魚の保存食(サーモンの塩漬けやニシンの酢漬け)や野菜のキャセロール(人参、ジャガイモ、ある種のカブなど)、きのこのサラダ、ビーツのサラダなどが並びます。 2020年のクリスマスは、日本にいながらそんなフィンランドとスウェーデンを織り交ぜたクリスマス料理を作りました。実はフィンランドのクリスマス料理を作るのは初めて。クリスマスハム、人参のキャセロールはいかにもクリスマス料理で、この二つだけでは物足りないので、スモークサーモンや、ミートボールとヤンソンの誘惑(ジャガイモのグラタン)に、たらこソースをかけた茹で卵も用意しました。あとは北欧ではないですが、家族が好きな物として、青カビチーズとパンも。 いずれも美味しくいただきました。

スウェーデンとフィンランドの映画(Ruotsalais- ja suomalaiset elokuvat)(再び)

◯「頑固じいさんと幸せな時間」(フィンランド) ちょっと古い話ですが、去年の秋のフィンランド映画祭の時に見なかった「頑固じいさんと幸せな時間」を、6月のEUフィルムデイズ(オンライン)で観ました。EUフィルムデイズは料金が安いためか混むので、なかなか行きづらいのですが、今年はコロナが原因でオンライン上映会となったので、かえって、観たいものを好きな時間に観ることができ、ありがたかったです。 「頑固じいさん」はフィンランド映画祭の時は「類型化された物語そうだな」という偏見を持っていたのですが、EUフィルムデイズに合わせて作られた監督のメッセージ動画を見て、観てみようという気になりました。大切な人に連絡をとってみようと思ってくれたら嬉しい、という内容でした。観る前は、子ども向けのドタバタ映画かと思っていました。ところが、確かにある種の類型にははまった物語だとは思うのですが、じいさんの孫の女の子が生き生きとしてとても良くて、じいさんもいい味出していました。観ると、じんわり温かい気持ちになる映画です。それに、登場する車や家の内装がレトロでお洒落なのも、予想外に楽しめました。 ◯「ブリット=マリーの幸せなひとりだち」(スウェーデン) なんだろうか。上記の「頑固じいさん」もだけど、高齢者が主人公の映画は邦題に「幸せ」という単語を入れるのが、日本の輸入映画界の常識なんだろうか。スウェーデン映画「幸せなひとりぼっち」(原題は「オッレという名の男」)の成功にあやかったものなんだろうか。 というわけで、観る前からどんな系譜に属するのかわかってしまう、「ブリット=マリーの幸せなひとりだち」。こちらは、女性の高齢者が主人公。でも、「人生に遅すぎることはない」というメッセージはわかるものの、他の2作品ほど映画として出来が良くないというか、教訓を得るような映画でもないし、かといって御伽噺として楽しむにはファンタジー要素が足りない、という中途半端な映画でした。スウェーデン語の響きを聴くことができたのは、楽しかったけれど。

Korvapuusti kotona/自宅でシナモンロール

昨年10月、銀座松屋で、ヘルシンキのカフェ・エクベリによるポップアップ シナモンロール販売がありました。美味しくて、一人3個までの列に2回並んで、買えるだけ買ったものです。最近、棚を整理した際にその時のエクベリの紙袋を見たら、ふわふわのシナモンロールが食べたくなり、自分で焼きました。 実は、フィンランドに住んでいた時に、1月に3度も違うレシピでシナモンロールを焼いたことがあるのですが、いずれも失敗。私にはパン作りの才能はないものと諦め、以後は挑戦しませんでした。 私の個人的食べ比べによると、スウェーデンよりもフィンランドのシナモンロールの方がふわふわしています。なので、今回は、↓こちらのフィンランド風シナモンロールの日本語レシピを参照させていただきました。現地のレシピだと生イーストと中力粉利用を前提としているので、ちゃんと日本で入手しやすいドライイーストと強力粉と小麦粉で書いてくださっているのが有難い。 https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1160016575/?fbclid=IwAR1yvqrHV064IgmoStgdysj8SvYmF9G6DHyAiHKA9jhFIJPGp9gEosqwog4 おかげで、初めて美味しいのができました。

Laskiaispulla Tokiossa/東京でセムラ

Kun oli niin houkutteleva katsoa ystävien päivityksiä, että lähdin tyylikkään kaupunginosaan Aoyamaan maistamaan laskiaispullaa. Watching posts from Finland on Social…

Näyttely/展覧会(Vilhelm Hammershoi ja 1800 luvun tanskalaisia kuvataiteita/ハマスホイとデンマーク絵画)

どこかの美術館で出会って好きになったハマスホイと同時代のデンマーク画家たちの展覧会に出かけました。ハマスホイは、19世期から20世紀にかけて活躍した人です。 そのどこかの美術館では、背中を向けた女性が登場する室内画を何枚か見たのですが、この展覧会で風景画や人物画も描いていることを知りました。でもやはり評価が高いのは室内画だそうです。 フェルメールとの類似を指摘されています。室内画であること、静けさが漂うこと。でも、フェルメールより200年後の人ですから、もっと現代的です。対象がよりシンプルで、筆致はモヤモヤして抽象度が増しています。 ハマスホイ以外のデンマーク画家のことは知らなかったので、勉強になりました。展覧会では当時の画家達が好んで描いた家庭的な温かみを「ヒュッゲ」と表現していました。 ところで、最近の展覧会は、売店で売っているものが豪華で驚きます。展示作品の複製品はもちろんのこと、ケーラー(陶器)やGeorge Jensenなどデンマークのデザインブランドの品、よく土産で買われる缶に入ったクッキーまで売っていました。

スウェーデンとフィンランドの映画(Ruotsalais- ja suomalaiset elokuvat)(辛口)

公開中のスウェーデンとフィンランドの映画を観ました。 スウェーデン映画とは、公開中の「ボーダー 二つの世界」で、フィンランド映画の方は、フィンランド映画祭(http://eiga.ne.jp/finland-film-festival/)で上映されたVoid 、Land of Hope 、Auroraです。 1。ボーダー(Gräns)(スウェーデン) スウェーデンの友人に、個性的な映画ですごく気に入った、フィンランド人俳優も出演している、と勧められて、フィンランドからDVDを買って帰りました。日本でPCで観ました(全く問題なく作動しました)。 主人公は、人の羞恥心や罪悪感などを匂いで感じる税関職員のティーナ。森奥の一軒家で心の通い合わない彼氏と一緒に暮らしている。ある日、自分の嗅覚が効かない不思議な男と出会って、、というのがあらすじ。 「ボーダーは」美醜や人種など人を差別・区別する境界を意味しているらしい。差別されるものの孤独などを描いていて、決して綺麗にまとめた作品ではない。醜悪さとスウェーデンの森の神秘的な美しさが対称的。設定も奇抜だから、記憶に残る作品でした。 2。Void(Tyhjiö)(フィンランド) このタイトルは「空っぽ」と訳していいでしょうか。観終わった後の感想そのもの。 スランプに陥っている作家の夫と、国際的に売り出し中の野心溢れる女優の妻の夫婦の、すれ違いと再生の物語。夫は自分探しで南極まで行っちゃったり、妻はハリウッドで銃をぶっ放したりと、スケールは無駄に大きいけど、その無駄ぶりは制作者の揶揄なんだろうか。なんの感動もなかったよ。 3。Land of Hope (Oma maa)(フィンランド) 戦後のフィンランドの、帰還兵が国から開拓を条件に土地を与えられたという史実に則り、開墾の苦労と人生の喜びを描いた物語。主人公は、貧しい労働階級出身の負傷兵を愛する、若くて裕福な家庭出身の女性。女性が強いね、という物語。いろんな要素がてんこ盛りの大河ドラマ。詰め込みすぎて余白がなかった。 4。Aurora(フィンランド)…